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病棟薬剤業務・薬剤管理指導業務


病棟薬剤業務

病棟に専任薬剤師を配置し、持参薬を含む入院中に使用する全ての薬について薬歴管理(飲み合わせ・重複・アレルギー等々の確認)を行い、患者さんの状態を把握した処方設計や処方提案、医薬品の情報提供を行っています。また、病棟に配備された薬剤の管理はもちろん、処方された薬剤が間違いなく、そして安心して患者さんにご使用いただけるように、配薬管理や薬剤説明を行っています。特に、抗がん剤治療など、流量又は投与量の計算等、よりいっそうの安全管理が必要な医薬品等の使用にあたっては、使用前にその計算や確認を行い、医師・看護師と連携して効果的かつ安全な薬物治療のための支援やリスクマネージメントに寄与しています。

配薬カート管理

救急カート薬品管理

病棟備蓄薬品管理

医師への処方支援

2010年4月、厚生労働省医政局長通知が発出され、現行法規上で実施可能な薬剤師の業務9つが例示されました。その中で、薬剤部では医師に対して積極的に処方を提案する点に着目し、当院で最も入院患者数が多く多忙を極める整形外科病棟で、2010年10月から処方設計ツール「指示箋」を用いた医師への処方入力支援を開始しました。入院処方に対する薬剤師の入力支援処方数の割合(3ヶ月平均)を経時的にみたところ、整形外科病棟介入時の2010年10月では18.6%であった割合は、2012年4月病棟専任薬剤師配置後全病棟へ広がり、2016年10~12月では39.4%まで増えています。

入院処方の薬剤費削減への取り組み

2018年9月、入院処方オーダ時、薬剤を経済的な観点からも選択できる仕組みを導入

病棟における内服薬配薬準備体制整備

内服薬配薬準備への関わりは、2005年1月「病棟における内服薬、配薬準備体制整備」をテーマに組織横断的な改善活動を開始したのがきっかけです。病棟看護師が1日分の薬を配薬袋にセットした後、薬剤師が持参薬・注射薬を含めた薬歴、医師の指示内容、検査予定、検査値チェックを行う運用を導入した結果、薬剤師参画がセット不備率低減に影響を与えることがわかりました。2008年7月からは安全管理精度を維持しつつ業務効率を高めるため、循環器科病棟で患者毎に1週間分の薬がセットできる配薬カートを導入するとともに、薬剤部で定期薬一括1回量セットを行う運用を開始しました。2012年6月には7年かかりましたが、全病棟へのカート導入を果たすことができました。

地域包括ケアを見据えた入院から在宅までの患者服薬支援体制の構築

薬剤管理サマリーによる情報提供

安全な薬物治療を切れ目なく継続していくためには、退院後に患者さんが関わる方々との情報共有が重要だと考えております。退院時には、保険薬局のみならず、転院先、施設を対象に、入院中の薬剤変更・中止、退院後のモニタリング依頼について薬剤管理サマリーを利用した情報提供を行っております。

薬剤管理指導業務

患者さんが薬を正しく使えるように、医師や看護師などと連携をとりながら、薬の効果・使い方・注意点などの説明を行っています。また、患者さんからの薬に関するご相談やご質問にも応じています。
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