栄養サポートチーム(NST)
栄養サポートチーム
( Nutrition Support Team : NST )
当院の栄養サポートチーム( Nutrition Support Team : NST )は、医師、歯科医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、歯科衛生士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、臨床検査技師、情報管理チーム員など様々な専門スタッフにより構成されており、それぞれの知識や技術を出し合い患者さんに最適最良の栄養療法を提供することを目的として活動しています。
低栄養状態では治療効果がうまく発揮されず、様々な病態の悪化につながります。
適切な栄養管理により栄養状態を改善させることが、治療効果を高めて予後を改善することや合併症を予防することになりますので食事摂取が十分でない患者さんや栄養状態の改善が必要な患者さんを早期発見、早期介入、早期改善できるようにチーム一丸となり協力しています。
患者さんお一人お一人の症状や疾患の治療に応じて適切に栄養管理を実施しています。
当院は、日本臨床栄養代謝学会(JSPEN)からNST稼働施設として認定を受けています。
低栄養状態では治療効果がうまく発揮されず、様々な病態の悪化につながります。
適切な栄養管理により栄養状態を改善させることが、治療効果を高めて予後を改善することや合併症を予防することになりますので食事摂取が十分でない患者さんや栄養状態の改善が必要な患者さんを早期発見、早期介入、早期改善できるようにチーム一丸となり協力しています。
患者さんお一人お一人の症状や疾患の治療に応じて適切に栄養管理を実施しています。
当院は、日本臨床栄養代謝学会(JSPEN)からNST稼働施設として認定を受けています。
ページ内目次
メンバー
医師 |
5名 |
---|---|
歯科医師 | 2名 |
看護師 (皮膚・排泄ケア認定看護師 摂食・嚥下障害看護認定看護師含む) |
14名 |
薬剤師 | 3名 |
管理栄養士 | 3名 |
歯科衛生士 | 1名 |
言語聴覚士 | 2名 |
作業療法士 | 1名 |
臨床検査技師 | 1名 |
NSTスタッフの役割
医師、歯科医師、看護師、薬剤師、管理栄養士、歯科衛生士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、臨床検査技師で構成されています。
医師
- チームの総括、責任者
- 病状の把握、問題点の提示、原因究明と診断
- 栄養管理の確認、栄養障害・合併症の有無や程度の判定
- 主治医の治療方針の確認
- 栄養療法、プランニングの決定
- 栄養療法の評価と合併症のチェック
- NSTメンバーの教育と他の医師への啓発
- 新しい知識の習得と紹介
歯科医師
- 嚥下機能の評価、確認
- 最適な栄養ルートの提示
- 栄養剤の初期選定
- 嚥下機能改善のためのリハビリ・治療
- 専門的口腔ケアの立案
- 介護者・患者への口腔ケアの立案
- 他職種への口腔ケアの啓発
- 口腔機能改善方法の提案(義歯など)
薬剤師
- 栄養に関する問題症例の抽出
- 栄養薬剤に関する問題点・リスクの抽出
- 栄養薬剤(輸液・経腸栄養剤)の処方提案
- 輸液の投与法・配合変化などのチェック
- 経腸栄養剤の衛生管理・使用方法の指導
- 誤投薬の防止
- 栄養薬剤についての患者・家族への説明・指導
- 院内での栄養薬剤に関する情報提供
看護師
- 栄養に関する問題症例の抽出
- 栄養療法に関する情報の収集と解析
- 栄養障害の有無や程度の判定
- 治療方針の確認
- 経静脈・経腸栄養ルートの管理・維持
- 経腸・経口栄養の衛生管理
- 経口栄養への移行推進(摂食嚥下障害含む)
- 病状観察・フォローアップ
- 適切なケアの実施と確認
- 栄養療法に関する合併症の予防・発症時の対応
- 患者・家族への栄養管理手技の指導
- 生活状況を踏まえた退院時指導
理学療法士 作業療法士
- 筋力、持久力、身体測定の評価
- 高次脳機能、認知機能の評価
- 食事時の姿勢の評価、環境調整
- 食事動作の評価、練習、介助方法の提案
- 食器、食具の選定
言語聴覚士
- 摂食嚥下障害の評価と問題抽出、リハビリの実施
- 摂食嚥下機能に応じた食事形態の提案、確認
- 患者・家族への食事状況やリハビリ内容の説明・指導
歯科衛生士
- 専門的口腔ケアの実施
- 口腔機能向上のための口腔ケア
- 患者・家族・介護者への口腔ケアの指導
- 他職種への口腔ケアの啓発
臨床検査技師
- 検査知識に基づいた検査データ上の問題症例の抽出
- 栄養療法に関する問題点・リスクの抽出
- 栄養障害の有無や程度の判定
管理栄養士
- 栄養に関する問題症例の抽出
- 栄養療法に関する問題点・リスクの抽出
- 喫食・摂食状態の把握と評価
- 栄養評価・喫食状況に基づいた栄養療法の提案
- 栄養療法に伴う合併症の早期発見・予防
- 嗜好や病態に合わせた食事内容の検討・提案
- 経腸栄養剤の詳細な選択・推奨
- 経腸・経口栄養法のプランニング
- 経静脈栄養患者の経腸・経口栄養への移行推進
- 栄養療法関連食品の情報提供
活動内容
マツダ病院では、2005年4月より全科型NSTとして活動しています。
医師・歯科医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士により週1回の病棟ラウンドを実施しています。
医師・歯科医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士により週1回の病棟ラウンドを実施しています。
月1回開催される合同カンファレンスでは、メンバーが交代で症例を発表し、症例検討会を行っています。
又医師による特別講演も行われ臨床栄養についてメンバー全員で勉強しています。
又医師による特別講演も行われ臨床栄養についてメンバー全員で勉強しています。
NST合同カンファレンス 症例検討会はこちら
場所:マツダ病院 外来B棟 2F大会議室
2020年
第1回 9月①症例検討 大三看護師
②症例検討 國村看護師
第2回 10月症例検討 蒲原看護師
第3回 11月症例検討 松岡看護師
第4回 12月症例検討 平野管理栄養士
②症例検討 國村看護師
第2回 10月症例検討 蒲原看護師
第3回 11月症例検討 松岡看護師
第4回 12月症例検討 平野管理栄養士
2021年
第5回 5月症例検討 高根看護師
第6回 6月症例検討 田辺薬剤師
第7回 7月症例検討 竹井看護師
第8回 特別編 8月 川本医師 脳と腸と筋肉、骨の関係
第9回 9月NST事例紹介 松岡看護師
第10回 10月NST事例紹介 久保田看護師
第6回 6月症例検討 田辺薬剤師
第7回 7月症例検討 竹井看護師
第8回 特別編 8月 川本医師 脳と腸と筋肉、骨の関係
第9回 9月NST事例紹介 松岡看護師
第10回 10月NST事例紹介 久保田看護師
2022年
第11回 3月NST事例紹介 内海薬剤師
第12回 4月食事形態調整の必要性 松岡看護師
第13回 5月NST事例紹介 平本看護師、久保田看護師
第14回 6月
第15回 7月 嚥下と薬と栄養 歯科医師有田先生
第16回 9月 リフィーディングシンドロームについて 吉川薬剤師
第17回 10月症例検討 山岡作業療法士
第18回 11月症例検討 100kg減量までの道のり 竹井看護師
第19回 日本人の遺伝子からみた病気になりにくい体質のつくりかた 脳神経外科川本先生
第12回 4月食事形態調整の必要性 松岡看護師
第13回 5月NST事例紹介 平本看護師、久保田看護師
第14回 6月
第15回 7月 嚥下と薬と栄養 歯科医師有田先生
第16回 9月 リフィーディングシンドロームについて 吉川薬剤師
第17回 10月症例検討 山岡作業療法士
第18回 11月症例検討 100kg減量までの道のり 竹井看護師
第19回 日本人の遺伝子からみた病気になりにくい体質のつくりかた 脳神経外科川本先生
2023年
第20回 2月エバルス 亜鉛について
第21回 3月Ver2口腔カンジダ症 歯科医師信本先生
第22回 4月症例検討 EN開始後下痢に難渋した症例 中野看護師
第23回 6月 経鼻胃管チューブ留置方法について 松岡看護師
第24回 7月 学会発表報告 神崎言語聴覚士 平野管理栄養士
第25回 8月アボット 褥瘡と栄養について
第26回 9月症例検討南原看護師、田口看護師
第21回 3月Ver2口腔カンジダ症 歯科医師信本先生
第22回 4月症例検討 EN開始後下痢に難渋した症例 中野看護師
第23回 6月 経鼻胃管チューブ留置方法について 松岡看護師
第24回 7月 学会発表報告 神崎言語聴覚士 平野管理栄養士
第25回 8月アボット 褥瘡と栄養について
第26回 9月症例検討南原看護師、田口看護師
院内連携
最も生理的な栄養摂取ルートの確保を目的として、経口摂取が困難な場合の代替栄養ルートである胃瘻、腸瘻などの手段の検討を摂食嚥下支援チームに依頼しお互いに協同して活動しています。
褥瘡発症の患者さんは全てNST介入とし、創部悪化防止、早期治癒を目指して適切な栄養療法を検討、提供しています。
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