手術支援ロボット「ダヴィンチXi」
~2024年11月より ダヴィンチXiを導入~
手術支援ロボット「ダヴィンチXi」とは
手術支援ロボット「ダヴィンチXi」とは、主に以下3つの装置で構成され、医師は患者さんから離れた場所で遠隔操作で手術を行います。
ビジョンカート
カメラからの情報の収集と画像処理で鮮明なハイビジョン3D画像を術者に送る装置です。
映像は医師や手術スタッフに共有されます。
映像は医師や手術スタッフに共有されます。
ペイシェントカート
鉗子には人間の手のような関節があり、従来の腹腔鏡では難しかった人間の手のような動きが可能です。
手術操作は医師が行い、ロボットはその動きを繊細に、かつ正確に再現するよう支援します。
手術操作は医師が行い、ロボットはその動きを繊細に、かつ正確に再現するよう支援します。
サージョンコンソール
ペイシェントカートの鉗子を操作する機器です。
医師はズームができる高解像度3次元立体画像を見ながら両手で操作し、自分の手のように手術ができます。ズーム機能により繊細な血管・神経が確認でき、精度の高い手術が可能です。
医師はズームができる高解像度3次元立体画像を見ながら両手で操作し、自分の手のように手術ができます。ズーム機能により繊細な血管・神経が確認でき、精度の高い手術が可能です。
ダヴィンチXiの特徴とロボット支援手術のメリット
ダヴィンチは執刀医の手の動きを再現するもので、機械が勝手に作動することはありません。
患者さんのお腹に小さな切開部を作り、そこから、内視鏡・メス・鉗子を入れて行う内視鏡手術を支援するロボットです。
ダヴィンチXiの3Dカメラで、奥行きのある体腔内を立体的に映し、ズーム機能により患部を拡大視野でとらえることができます。
また、医師がダヴィンチを操作すると、システムが医師の手の動きを患者さんの体内にある鉗子を経由して、より細かく精緻な動きに変換するため、骨盤の中など狭い場所でも、目標としている部位に直接アプローチすることができ、繊細で緻密な手術操作が可能です。結果として、出血の少ない患者さんのからだに優しい手術が可能となります。
また傷が小さいので、術後の回復が早く、社会復帰が早期にできるというメリットもあります。
患者さんのお腹に小さな切開部を作り、そこから、内視鏡・メス・鉗子を入れて行う内視鏡手術を支援するロボットです。
ダヴィンチXiの3Dカメラで、奥行きのある体腔内を立体的に映し、ズーム機能により患部を拡大視野でとらえることができます。
また、医師がダヴィンチを操作すると、システムが医師の手の動きを患者さんの体内にある鉗子を経由して、より細かく精緻な動きに変換するため、骨盤の中など狭い場所でも、目標としている部位に直接アプローチすることができ、繊細で緻密な手術操作が可能です。結果として、出血の少ない患者さんのからだに優しい手術が可能となります。
また傷が小さいので、術後の回復が早く、社会復帰が早期にできるというメリットもあります。
今後の取り組みとロボット支援手術の体制について
泌尿器科領域で行われてきた腹腔鏡手術においては、ほぼ全ての術式でロボット支援手術が保険適用になりました。
当院泌尿器科では、当面は前立腺癌に対する前立腺全摘除術および腎癌に対する腎部分切除術を行う予定です。
従来より腹腔鏡手術を用いた高度な手術を行ってきました。
経験豊かな医師がさらに高性能な手術支援ロボットを用いることでより質の高い医療を、医師、看護師、臨床工学技士の多職種チーム一丸となって提供してまいります。
当院泌尿器科では、当面は前立腺癌に対する前立腺全摘除術および腎癌に対する腎部分切除術を行う予定です。
従来より腹腔鏡手術を用いた高度な手術を行ってきました。
経験豊かな医師がさらに高性能な手術支援ロボットを用いることでより質の高い医療を、医師、看護師、臨床工学技士の多職種チーム一丸となって提供してまいります。
当院での適応手術 |
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今後の予定適応手術 |
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先生教えて!ダヴィンチQ&A
ダヴィンチについて、よくある質問にお答えします。
Q1. ロボットが自動で手術するのでしょうか?
A. ダヴィンチは医師の手の動きを再現するもので機械が勝手に動くことはありません。
操作は認定資格を取得し、トレーニングを積んだ医師により行われます。
Q2. かかる費用は高いのでしょうか?
A. 近年、ロボット支援手術の保険適用が拡大されています。
症状や術式によって異なりますが、高額療養費制度も利用できます。詳しくは主治医にお尋ねください。
Q3. すべての手術でダヴィンチを使用できるのでしょうか?
A. 病状によって適応できない場合もあります。
主治医が患者さんの病状などから判断し、患者さんと話を十分しながら決定します。
当院のダヴィンチチーム
チームコメント
泌尿器科主任部長 甲田 俊太郎
地域の患者さんに、安全で高度な手術を提供できるようチーム一同、全力を尽くします。
よろしくお願いいたします。
地域の患者さんに、安全で高度な手術を提供できるようチーム一同、全力を尽くします。
よろしくお願いいたします。
麻酔科主任部長 岡田 泰典
ロボット支援手術を安心して安全に受けれるよう、患者さんの全身状態を良好に維持・管理していきます
ロボット支援手術を安心して安全に受けれるよう、患者さんの全身状態を良好に維持・管理していきます
手術室主任看護師 吉村 絵美
患者さんが安全かつ安心してロボット支援手術を受けられるように、温かい思いやりの心を忘れず、多職種連携を強化しそれぞれの専門性が発揮できるように務めます。
患者さんが安全かつ安心してロボット支援手術を受けられるように、温かい思いやりの心を忘れず、多職種連携を強化しそれぞれの専門性が発揮できるように務めます。
手術室看護師 藤谷 康子
看護チームとして患者さんが安心して手術に臨めるよう、あらゆる場面を想定し、専門的知識・技術を発揮して、確実で安全な手術看護が提供できるように努めます。
看護チームとして患者さんが安心して手術に臨めるよう、あらゆる場面を想定し、専門的知識・技術を発揮して、確実で安全な手術看護が提供できるように努めます。
臨床工学技士 畑ヶ迫 真也
ダヴィンチ装置の術前準備や術中のトラブル対応などを担当します。患者さんが安全に手術を受けられるよう医師、看護師と協力して取り組みます。
ダヴィンチ装置の術前準備や術中のトラブル対応などを担当します。患者さんが安全に手術を受けられるよう医師、看護師と協力して取り組みます。