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がん治療について

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がんの栄養療法


私たち栄養管理室は、少しでもみなさんの喜びや楽しみ・活力となるように、身体状態やお悩み、
がんのステージに合わせた食事指導や安全な食事の提供を通して、全力でサポートさせて頂きます。
がん患者さんに見られる栄養障害の一つとして体重減少があげられますが、がん診断時に約半数の患者さんに認められ、治療がすすむと8割以上の患者さんが経験すると言われています。
体重が減少する理由は、
  1. 抗がん剤の副作用や手術などの治療による食欲不振
  2. 精神的ストレスや不安による食欲不振
  3. 消化器がんにみられる狭窄による食物の通過障害
  4. がん悪液質(がん細胞が作り出す「サイトカイン」という物質がエネルギ消費量を増大させ骨格筋や脂肪細胞を分解する症状を特徴とする)
などがあげられます。重度に体重減少が進行すると、抗がん剤の副作用が憎悪したり、適切な治療を行えない(抗がん剤を減量しなければならない、手術が行えないなど)、がんの進行が早まる、感染症のリスクが高まるなど様々な影響を及ぼしてしまいます。また、治療が中断したり身体状態が悪化すると、心理面への悪影響にもつながり生活の質(QOL)を損なう要因となります。
治療に耐える体力と精神づくりや予後を良好または穏やかに迎え生活の質(QOL)を向上させるためにがん治療には栄養療法(栄養状態の維持・向上)が非常に重要といえます。

がんの栄養指導

このようなお悩みはありませんか?
  • 最近体重が減ってきた
  • これから治療を開始するが何を食べたらいいかわからない
  • 抗がん剤の副作用で食欲がない
  • 吐き気がする
  • 何を食べても味がない、または口の中が苦い
  • 下痢や便秘が続く
  • 口内炎が痛くて食べれない
当院では入院・外来(予約制)で管理栄養士が生活スタイルや身体状況に合わせた食事内容の提案、栄養補助食品の紹介、調理法などについて栄養指導を行っております。食事についてお悩みやご相談がある方、どんなことでも構いませんので、ご希望がある方は、医師または看護師、薬剤師、管理栄養士へお声掛けください。

栄養補助食品

食欲不振で食事がとれないときに、少量で高エネルギー、たんぱく質やビタミン・ミネラルなど必要な栄養が補給できる食品です。
ドリンクタイプやゼリータイプがあり、嗜好や症状に合わせて選択ができます。
入院中は症状に合わせて食事と一緒に提供する場合があります。また入院中・外来で購入可能ですので管理栄養士にお気軽にご相談ください。

入院中のお食事

患者さん個々に適正な栄養計画を作成し、必要な栄養量や身体状況に合わせた食事の提供を行っております。
抗がん剤の副作用や術後に食欲がない方については、量や見た目、温度の調整、お好きなものを可能な範囲で召し上がっていただけるよう考慮致します。
お食事でお困りの際は、どうぞご遠慮なさらず病棟担当の管理栄養士、医師、看護師にお声掛けください。
経口から食事が難しい場合は、ご本人・ご家族のご希望のもと経腸栄養療法(鼻や胃から管を通して栄養剤を投与する方法)や静脈栄養療法(点滴)などの栄養療法も実施しております。

がんサロン

当院では、がんに対する悩みや不安を自由に交流、対話できる場として「マツダ病院・がんサロン」を定期的に開催しています。 食べることが楽しくなる工夫や食事の取り方など、一緒に情報交換しましょう。
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