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広島県立広島がん高精度放射線治療センター(HIPRAC)


センター長 永田 靖
住所 広島市東区二葉の里三丁目2番2号
電話 082-263-1330
診療科 放射線科
診療時間 午前9時~午後17時
休診日 土曜日・日曜日・国民の休日

広島がん高精度放射線治療センター(HIPRAC)に ついて教えてください。

広島がん高精度放射線治療センター(通称、HIPRAC:ハイプラック)は、広島県、広島市、広島県医師会、広島市内4基幹病院(広島大学病院、県立広島病院、広島市立広島市民病院、広島赤十字・原爆病院)の7者共同事業として運営されています。
このセンターは、4基幹病院の機能分担と連携による地域完結型の医療を目指し、リニアックと呼ばれる高精度放射線治療装置を3台整備するとともに、専門性の高い放射線治療医、医学物理士、診療放射線技師、看護師を複数配置して、より質の高い先端的な外来通院専門の放射線治療を実施しています。また、医療従事者の人材育成の拠点となり、放射線治療施設の技術支援も行うことにより、がん治療水準の向上を図る施設として、全国的にも注目されています。
HIPRACでは、年間600名以上の患者さんが治療を受けて おり、平成27年10月の開設から、県内外の80施設を上回る医療機関から3,500名以上の患者さんをご紹介いただき、 治療してまいりました。また、HIPRACは、東アジアで初、 国際的な認定機関による「ノバリス認定」を受け、世界水準で放射線治療を提供していることが認められています。
HIPRACで行う放射線治療の疾患は、乳がんと前立腺 がんが全患者数の2/3を占め、次いで肺がん、肝臓がんの順です。転移性脳腫瘍や骨腫瘍の治療も積極的に行っています。他の医療機関に入院中であっても、原則的にHIPRACまで外来通院可能な患者さんをお引き受けしております。

広島がん高精度放射線治療センター(HIPRAC)の治療の特徴を教えてください。

広島県内ではHIPRACにしか整備されていないリニアック(Vero4DRT)においで動きを伴う肺癌や肝臓癌に対しては動態追尾照射を行っております。
2021年から開始した前立腺がんに対する「波乗り照射 (強度変調歳差集光照射)」では、治療時間が従来の1/4に短緒できました。また、乳がんに対する「HybridVMAT照射(鎖骨上部を含めた胸壁/温存乳房への放射線治療)」では、従来法よりも均一に放射線を照射できるようになりまし た。広島県内では、HIPRACでしか実施されていない代表的な高精度放射線治療です。

永田センター長が日頃、心がけていることを教えてください。

「放射線」と聞くと、少し恐ろしいイメージがあると思いますが、経験のある施設で正確な照射技術を用いて治療を行えば、副作用の少ないがんに対して絶大な効果を発揮する画期的な治療方法です。患者さんやこ家族の不安や悩みをしっかり伺い、患者さんにとって最善の治療となるよう心がけています。

最後にマツダ病院に要望することは?

マツダ病院では、当センターの権丈副センタ長が HIPRAC外来を開設させていただき放射線治療の相談を受けています。マツダ病院の放射線治療施設としてHIPRACを利用していただければと思います。これまでも、マツダ病院からは多くの患者さんを紹介いただき、患者さんに治療を受けていただいており、引き続き連携させていただければ幸いです。
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