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季刊誌「ひまわり」

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秋の味覚で免疫力UP!



「栄養」×「免疫力」

新型コロナウイルスに感染しない画期的な食品!!!こんな魔法のような食品があればすぐにでも食べて、感染を予防したいも のですが、残念ながら現状では劇的に効果のある特定の食べ物はありません。ただし、主食・主菜・副菜を揃えた栄養バランスの良い食事を基本に免疫力(ウイルスや病原菌などの異物から体を守る自己防衛システム)を向上させるための食材・栄養素 を積極的に摂りいれることは、風邪や感染症などの病気に罹りにくい身体作りのために非常に重要です。栄養と免疫力の関連性やその効果については、世界保健機関(WHO)や各機関より数多く報告されているほどです。また、免疫力がないと罹患率や重症化率が明らかに高くなるとのデータも立証されています。

「腸活」×「免疫力」

免疫力を上げるためのキーワードは“腸”です。腸は全身の免疫細胞の約70%が集まる免疫のカギとなる臓器で、およそ1000種類、1000兆個以上もの非常に多くの細菌が存在しています。腸がキレイだと良いことしかありません。感染症のほか糖尿病や動脈硬化、がん、花粉症やアトピー、アレルギー疾患など様々な病気の予防や緩和に役立ちます。また「脳腸相関」といって腸の状態は脳や心にも深く関係している為、腸活はメンタルにも好影響をもたらしたり、ダイエットにも非常に効果的です。これから寒い季節の到来、腸をきれいにして免疫力を高め、感染症や風邪に負けない身体作りを目指しましょう。

腸活の5ヶ条

1. 「短鎖脂肪酸」を増やす

短鎖脂肪酸は、腸内環境を整えるための主要な栄養素!酪酸菌や乳酸菌、ビフィズス菌などの善玉菌と善玉菌のエサを一緒に摂ることで増加します。善玉菌は、多種多様な菌をバランスよく摂取する事が重要です。
発酵食品 味噌や納豆、ぬか漬け、ヨーグルトなど
善玉菌を含む
オリゴ糖 キャベツ、たまねぎ、バナナ、にんにく、ごぽうなど
善玉菌のエサになる。
不溶性食物繊維 穀類や豆類、きのこ類、海藻類、根菜類など
便のカサを増やして腸の働きを刺激する。
善玉菌のエサにもなりおなかの調子を整える。
水溶性食物繊維 昆布やワカメ、果物、イモ類、大麦、オーツ麦など
コレステロールや胆汁酸を吸着して便の滑りを良くし排泄をサポートする。
糖質の吸収を緩やかにして食後血糖値の急な上昇をおさえる。

2. 良質な油を摂る

オレイン酸 EVオリーブオイル
抗菌・抗ウイルス作用、腸内活性化(嬬動運動促進)など
ラウリン酸 EVココナッツオイル
母乳に含まれる成分で、腸内殺菌炎症抑制、善玉菌増殖など
オメガ3 あじ、さば、さんまなど青魚
抗炎症作用、中性脂肪増加抑制・低下、アレルギー抑制など

3. 腸内環境を悪化させる食品を控える

小麦粉、加工食品など腸粘膜を損傷させる食品を控え、肉類、卵類など腸で腐敗しやすい(悪玉菌を増やす)食品に偏らず魚介類や豆類、野菜類、穀類をバランスよく摂りましょう。

4. 良質な睡眠をとる

良質な睡眠で自律神経を整えることで、腸の動きがスムーズになり腸内環境改善に効果的です。

5. 適度な運動を心がける

運動を習慣的に行うことで、善玉菌の中でも最も優秀な酪酸菌を増加させます。

材料(4人分)
秋鮭(無塩) 2切(140g) こんにゃく★ 1/2パック(100g)
だし汁 400㏄ さつまいも★ 1/2本(100g)
味噌 大さじ1・1/2 ごぼう★ 1/2本(80g)
小ねぎ 10g 玉ねぎ★ 1/2本(50g)
GFバター
(無塩)
20g しめじ★ 1/2パック(50g)
作り方
  1. 鮭は1切れを4等分、さつまいも・ごぼうは乱切り、玉ねぎは1cmスライス切り、しめじは小房に分け、小ねぎは小口切りにする。こんにゃくは薄くスライスし下茄でする。
  2. 鮭はグリルで少し焼き色を付ける。
  3. だし汁を加熱し、★を入れて、野菜に火が通ったら、②を加えて煮る。アクをとり味噌を溶き入れる。
  4. 器に盛り、バターと小ねぎをのせて完成。バター無しでも美味しく食べれますが、加えるとビタミンAの強化に☆
栄養管理室 浴管理栄養士
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