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病院紹介

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ごあいさつ


病院長 田村 徹

スポーツの世界では困難な目標をチームで団結して達成する種目が多くありますが、医療界でもまさしくそのチーム医療が推進されています。
チーム医療とはどういうことでしょうか。マツダですので車に例えてみます。車は3万点以上の部品で構成されており、整備された部品が全て揃ってはじめて安全に目的地まで運転できますが、実際には不安を感じながら運転している人はあまりいないと思います。一方、当院では500名以上の医療従事者が患者さんに医療を提供しており、多職種の医療のプロがそれぞれの立場でお互い協力し、できるだけ患者さんに不安を感じさせることのないようにしながら治療の最終ゴールに到達できるように努めています。一つの部品でも欠けると安全な車の運転ができないのと同様に、一人の職員でも欠けると安全で最大限の医療が提供できないという考え方をもとに、全ての職員がお互いを信頼して患者さんを治すという目標にベクトルを合わせて医療を提供することをモットーにしています。これがチーム医療であり、今後もこのチーム医療を継続して提供することに努力し続けます。
当院は病院理念に基づいて、2025年に向けてのビジョン「愛され選ばれる病院、職員が誇りを持って働ける病院」を策定しています。そしてこのビジョンを達成するために、現在病院中期経営計画を実行しています。この中期経営計画の骨子は、「非急性期拡大」「地域連携強化」「外来と病棟に関連するオペレーション改善、すなわち仕事の効率化」「健診に関するオペレーション改善」の4つの柱を向上させることです。先ほど述べましたチーム医療はこれらの4つの柱を向上させる重要な病院の取り組みの一環と考えています。

このように私たちは病院の質を高める努力を継続するとともに、5年に1回病院の機能・質を日本医療機能評価機構の調査者に客観的に評価していただく活動も行っています。この病院機能評価は組織的に医療を提供する活動が適切に実施されているかを評価する仕組みです。評価対象は、患者中心の医療の提供、良質な医療の実践、理念達成に向けた組織運営の領域について、88項目と多岐にわたって審査され、その評価結果や課題に対して更に改善に取り組むことによって、医療の質向上が実行推進されます。 当院は2004年に認定取得して以降、4度の更新を行い高い評価を得ています。今後、6回目の受審を予定しており、さらなる高評価を目指し日々努力しています。

最近、長時間残業による過重労働の問題が表面化しており、医療界でも「医師の働き方改革」として厚生労働省でも審議されるようになりました。患者さんに安心・安全・満足な医療を提供することを最優先としていますが、そのためにはまず、職員が体力的にも精神的にも健康であることが重要です。そのため当院においても職員の労働時間や健康の管理など労働環境のさらなる改善を進めているところです。今後も高い医療の質を維持するため、病院一丸となって日々努力をしてまいりますのでよろしくお願いします。
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