臨床指標
臨床指標(質評価指標)とは
当院では測定している様々なQIをホームページに公表し、最適な医療を提供できる病院となるため、改善を図り医療の質の向上に努めていきたいと考えております。また、質指標とした項目も継続的に追加・更新をはかっていきます。
ページ内目次
- 病床稼働率
- 平均在院日数
- 1日平均入院患者数
- 1日平均外来患者数
- 全手術件数
- 救急車の受入台数
- 患者満足度(外来患者) 満足またはやや満足
- 患者満足度(入院患者) 満足またはやや満足
- 紹介割合
- 逆紹介割合
- 救急車・ホットラインの応需率
- 退院後4週間以内の予定外再入院割合
- 入院患者の転倒・転落発生率
- 入院患者の転倒・転落による損傷発生率
- 1か月間・100床当たりのインシデント・アクシデント報告件数
- 全報告中医師による報告の占める割合
- 症候性尿路感染症発生率
- 特定術式における手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
- 特定術式における適切な予防的抗菌薬選択率
- カルバペネム・ニューキノロン・抗MRSA薬使用時の血液培養実施率
- 血液培養検査における同日2セット以上の実施割合
- 褥瘡発生率
- 糖尿病患者の血糖コントロール HbA1c<7.0%の割合
- 65歳以上の糖尿病患者の血糖コントロール HbA1c<8.0%の割合
- 大腿骨頚部骨折患者に対する地域連携の実施割合
- 糖尿病・慢性腎臓病患者への栄養管理実施率
- 薬剤管理指導実施割合
- 職員におけるインフルエンザワクチン予防接種率
病床稼働率
分母: 許可病床数×年間入院診療実日数
※許可病床数:2012/1/29まで291床、2012/1/30から270床、2023/11/1から266床
平均在院日数
分母:(年間新入院患者数+年間退院患者数)×1/2
1日平均入院患者数
分母: 年間入院診療実日数
※入院患者のべ数は退院日を含まない
1日平均外来患者数
分母:年間外来診療実日数
全手術件数
救急車の受入台数
患者満足度(外来患者) 満足またはやや満足
※一般社団法人日本病院会
「2023年度QIプロジェクト結果報告」より引用
分母:外来患者への満足度調査項目「この病院について総合的には どう思われますか?」の設問有効回答数(「不満/やや不満/どちらともいえない/やや満足/満足」の5段階の合計数)
患者満足度(入院患者) 満足またはやや満足
※一般社団法人日本病院会
「2023年度QIプロジェクト結果報告」より引用
分母:入院患者への満足度調査項目「この病院について総合的には どう思われますか?」の設問有効回答数(「不満/やや不満/どちらともいえない/やや満足/満足」の5段階の合計数)
紹介割合
※一般社団法人日本病院会
「2023年度QIプロジェクト結果報告」より引用
分母:初診患者数
逆紹介割合
※一般社団法人日本病院会
「2023年度QIプロジェクト結果報告」より引用
分母:初診+再診患者数
救急車・ホットラインの応需率
※一般社団法人日本病院会
「2023年度QIプロジェクト結果報告」より引用
分母: 救急車受け入れ要請人数
除外
-他院からの搬送(転送)件数
ーヘリコプターによる搬送(転送)人数
退院後4週間以内の予定外再入院割合
※一般社団法人日本病院会
「2023年度QIプロジェクト結果報告」より引用
分子: 前回の退院日から4週間以内に計画外で再入院した症例
入院患者の転倒・転落発生率
※一般社団法人日本病院会
「2023年度QIプロジェクト結果報告」より引用
分母 :入院患者延べ数
入院患者の転倒・転落による損傷発生率
※一般社団法人日本病院会
「2023年度QIプロジェクト結果報告」より引用
当院では転倒・転落リスクアセスメントツールを用いて多職種で運動機能や認知機能の評価を行い、それらに対応した細やかな対策を継続して実施しています。また、転倒転落防止対策チームが新たに予防ラウンドや転倒・転落後カンファレンスを実施する仕組みを構築し、それぞれの患者さんにあった転倒・転落予防対策に努めています。
分母:入院患者延べ数
レベル | 説明 | |
---|---|---|
1 | なし | 患者に損傷はなかった |
2 | 軽度 | 包帯、氷、創傷洗浄、四肢の挙上、局所薬が必要となった、あざ、擦り傷を招いた |
3 | 中軽度 | 縫合、ステリー・皮膚接着剤、副子は必要となった、または筋肉、関節の挫傷を招いた |
4 | 重度 | 手術、ギプス、牽引、骨折を招いた・必要となった、または神経損傷・身体内部の損傷のため診察が必要となった |
5 | 死亡 | 転倒による損傷の結果、患者が死亡した |
6 | UTD | 記録からは判定不可能 |
1か月間・100床当たりのインシデント・アクシデント報告件数
※一般社団法人日本病院会
「2023年度QIプロジェクト結果報告」より引用
分母:許可病床数
単位:件/100病床あたり
全報告中医師による報告の占める割合
※一般社団法人日本病院会
「2023年度QIプロジェクト結果報告」より引用
分母:調査期間中の月毎の入院患者におけるインシデント・アクシデント報告総件数
症候性尿路感染症発生率
※一般社団法人日本病院会
「2023年度QIプロジェクト結果報告」より引用
分母:入院患者における延べ尿道留置カテーテル使用日数
≪症候性尿路感染症の定義≫
基準1a‐1または基準1a‐2のいずれかを満たす場合
<基準1a‐1 (以下の3つを全て満たすこと)>
1. 尿道留置カテーテルが3日以上留置されている、かつイベント日にカテーテルが挿入されている
2. 以下の徴候や症状が少なくとも1つある
• 発熱(>38.0℃)
• 恥骨上の圧痛
• 肋骨脊椎角の痛みまたは圧痛
3. 1回の尿培養で検出された微生物が2種類以下、かつ1種類以上の微生物数が105CFU/ml以上検出される、かつすべての基準がInfection Window Period内に発生している
<基準1a‐2 (以下の3つを全て満たすこと)>
1. イベント日の当日または前日に尿道留置カテーテルが抜去されている
2. 以下の徴候や症状が少なくとも1つある
• 発熱(>38.0℃)
• 恥骨上の圧痛
• 肋骨脊椎角の痛みまたは圧痛
• 尿意切迫感がある
• 頻尿
• 排尿時痛
3. 1回の尿培養で検出された微生物が2種類以下、かつ1種類以上の微生物数が105CFU/ml以上検出される、かつすべての基準がInfection Window Period内に発生している
特定術式における手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率
※一般社団法人日本病院会
「2023年度QIプロジェクト結果報告」より引用
分母:特定術式の手術件数(冠動脈バイパス手術、その他の心臓手術、股関節人工骨頭置換術、膝関節置換術、血管手術、大腸手術、子宮全摘除術)
除外
―入院時年齢が18歳未満の患者
―在院日数が120日以上の患者
―帝王切開手術施行患者
―臨床試験・治験を実施している患者
―術前に感染が明記されている患者
―全身/脊椎/硬膜外麻酔で行われた手術・手技が、主たる術式の前後3日(主たる術式が冠動脈バイパス手術またはその他の心臓手術の場合は4日)に行われた患者(日数計算は麻酔開始日/麻酔終了日を基点とする)
―外来手術施行患者
特定術式における適切な予防的抗菌薬選択率
※一般社団法人日本病院会
「2023年度QIプロジェクト結果報告」より引用
分母:特定術式の手術件数特定術式の手術件数(冠動脈バイパス手術、そのほかの心臓手術、股関節人工骨頭置換術、膝関節置換術、血管手術、大腸手術、子宮全摘除術)
除外
ー入院時年齢が18歳未満の患者
ー在院日数が120日以上の患者
ー帝王切開手術施行患者
ー臨床試験・治験を実施している患者
ー術前に感染が明記されている患者
ー全身/脊椎/硬膜外麻酔で行われた手術・手技が、主たる術式の前後3日(主たる術式が冠動脈バイパス手術またはそのほかの心臓手術の場合は4日)に行われた(日数計算は麻酔開始日/麻酔終了日を基点とする)
ー手術室内または回復室内での死亡患者
カルバペネム・ニューキノロン・抗MRSA薬使用時の血液培養実施率
※一般社団法人日本病院会
「2023年度QIプロジェクト結果報告」より引用
抗菌薬開始前の血液培養提出の重要性を院内研修会などを通してASTから院内に積極的に発信しています。
分母:広域抗菌薬投与を開始した入院患者数
血液培養検査における同日2セット以上の実施割合
※一般社団法人日本病院会
「2023年度QIプロジェクト結果報告」より引用
分母:血液培養のオーダー日数(人日)
褥瘡発生率
※一般社団法人日本病院会
「2023年度QIプロジェクト結果報告」より引用
分母:入院患者延べ数
除外
下記の患者の入院日数
-同日入退院患者
-褥瘡持込患者
-調査月間以前の院内新規褥瘡発生患者
Depth(深さ) | 内容 |
---|---|
d0 | 皮膚損傷、発赤なし |
d1 | 持続する発赤 |
d2 | 真皮までの損傷 |
d3 | 皮下組織までの損傷 |
d4 | 皮下組織を超える損傷 |
d5 | 関節腔、体腔に至る損傷 |
DU | 深さ判定が不能の場合 |
糖尿病患者の血糖コントロール HbA1c<7.0%の割合
※一般社団法人日本病院会
「2023年度QIプロジェクト結果報告」より引用
分母:糖尿病の薬物治療を施行されている外来患者数
(過去1年間に糖尿病治療薬が外来で合計90日以上処方されている患者)
除外
―運動療法または食事療法のみの患者
65歳以上の糖尿病患者の血糖コントロール HbA1c<8.0%の割合
※一般社団法人日本病院会
「2023年度QIプロジェクト結果報告」より引用
分母:糖尿病の薬物治療を施行されている65歳以上※の外来患者数
(過去1年間に糖尿病治療薬が外来で合計90日以上処方されている65歳以上の患者)
除外
―運動療法または食事療法のみの患者
大腿骨頚部骨折患者に対する地域連携の実施割合
※一般社団法人日本病院会
「2023年度QIプロジェクト結果報告」より引用
分母:大腿骨頸部骨折で入院し、大腿骨頸部の手術を受けた症例
糖尿病・慢性腎臓病患者への栄養管理実施率
※一般社団法人日本病院会
「2023年度QIプロジェクト結果報告」より引用
糖尿病、慢性腎臓病と診断され治療の必要性がある患者に対し適切な特別治療食を提供し、栄養管理・栄養指導を行っています。
医師からの指示だけでなく管理栄養士が必要と判断した患者に対して積極的に医師に確認し
患者に説明了承のもと適切な特別治療食への変更を行うとともに必要に応じて栄養指導を実施しています。
分母:18歳以上の糖尿病・慢性腎臓病であり、それらへの治療が主目的ではない入院症例の食事
薬剤管理指導実施割合
※一般社団法人日本病院会
「2023年度QIプロジェクト結果報告」より引用
分母:入院症例数
職員におけるインフルエンザワクチン予防接種率
※一般社団法人日本病院会
「2023年度QIプロジェクト結果報告」より引用
分母:職員数