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臨床病理検査室

検査の流れ(生理検査(F番))

採血室は外来A棟2階です。

生理検査室の業務

生理検査室では、以下の検査を行っています。
心電図検査
運動負荷心電図検査
24時間ホルター心電図検査
肺機能検査
・超音波検査(腹部・泌尿器・心臓・表在・血管他)
血圧脈波検査
・電流知覚閾値検査
・電気生理学的検査(脳波検査神経伝導速度検査聴性脳幹反応他)
睡眠時無呼吸症候群検査(簡易・終夜)

生理検査の流れ
  1. 1自動再来機で受付をしてください。
  2. 2採血を指示されている方は、採血室(E)へ。
    生理検査のみ指示されている方は、生理検査室(F)へ。
  3. 3生理検査室受付へ予約票・検査予約票を提出してください。
  4. 4お呼びするまで廊下のソファに腰かけてお待ちください。
  5. 5検査終了後は順路案内表に表示された場所にお進みください。
心電図12誘導検査
なにを調べる検査ですか? 心臓の拍動によって発生する電気活動を記録して、不整脈の有無や種類を調べたり、心臓の筋肉の動きを調べます。
不整脈・心筋障害・心房、心室の肥大、拡張・薬物作用・人工ペ−スメーカー、電解質異常など。
どんなことをするのですか? 胸と手足に電極をつけますので上半身と靴下を脱いでいただきます。
手首、足首、胸に電極をつけます(アルコールで拭くので冷たく感じるかもしれません)
体の力を抜いた楽な状態で記録を行います。
3分連続心電図がある時は3分間ほどじっとしていただきます。
検査の所要時間は? 標準記録 : 2〜3分程度で終わります。
3分連続記録 : 標準記録のあとに3分間連続して記録しますので5〜6分間かかります。
肺活量(スパイログラム)
なにを調べる検査ですか? 肺活量の検査は、肺から出入りする空気の量を測って、肺の機能を調べます。
通常はそれだけではなく、気道が狭くなっているかどうかについてもあわせて調べます。
呼吸器疾患の重症度や、大きな手術の前に肺のはたらきをチェックするために行います。
どんなことをするのですか? 鼻に鼻蓋をし筒をくわえてもらいます(口だけで息をしてもらいます)
二種類の検査をします。
1つは深呼吸をする検査です。
普通の呼吸から息を最大限吐き出し、引き続き最大限吸い込み、もう一度最大限に吐き出します。
もう1つは吐き出すときの勢いを調べる検査です。
最大限に息を吸い込んでから合図に合わせて思いっきり勢いよく吐き出してください。
検査の所要時間は? 通常は5分くらいです。
どのような注意が必要ですか? 技師の掛け声に合わせてできるだけ頑張ってください。頑張らないと正確な結果は得られません。
あまり喉には力を入れないようにして下さい。力み過ぎても正確な結果は得られません。
息を吐き出すときに極端に前かがみにならないようにして下さい。
つらいことや気分が悪いようなことがありましたら、直ちに技師にお伝えください。
腹部超音波
なにを調べる検査ですか? 主に肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓などの形や内部の異常の有無を調べます。
例えば肝臓では肝血管腫やのう胞、胆嚢では胆石やポリープなどです。
同時に胃腸、前立腺、婦人科臓器などおおまかな異常の有無を調べることもあります。
どんなことをするのですか? お腹がでるように上半身の服を上げてもらいスボンのベルトも緩めておきます。
腹部全体にゼリーを塗り、おなかの表面に探触子をあてて検査をします。
観察できない部分を少なくするために、体位(仰向け、左横向き、座位など)を変え、深呼吸や息止めをして検査します。
検査の所要時間は? 検査時間は通常20分くらいですが、描出が困難であったり異常の有無によっては30分程度かかることもあります。
どのような注意が必要ですか? 検査当日は食事抜きで検査を行います。食事をとると胆嚢が萎縮して正確な観察が出来なくなりますし、腹部にガスがかかって条件が悪くなるからです。
時計や眼鏡・アクセサリーなどはつけたままで結構です。
朝のお薬は飲まれて結構です。
同日、胃透視、内視鏡検査などの検査のある方は、必ず超音波検査を先に受けて下さい。
心臓超音波
なにを調べる検査ですか? 主に心臓の動きや、壁の厚さ、心臓内の弁の状態などを観察する検査です。
心臓の中を流れている血流を観察することもできます。
どんなことをするのですか? 上半身は裸になってもらい左側臥位になっていただきます。
検査に痛みはほとんどありませんが、良く観察を行うために軽く探触子で胸部を押します。
(肋間に探触子を当てるため、軽い痛みを感じる場合がありますが、その場合は遠慮なくおっしゃってください。)
必要に応じて息を止めてもらうことがあります。
検査の所要時間は? 15〜20分くらいです。
どのような注意が必要ですか? 絶食したり、飲み物を控えたりする必要はありません。
トレッドミル検査
なにを調べる検査ですか? 心臓に負荷をかけることによって心臓の機能や虚血性心疾患の診断、誘発される不整脈の検出、運動耐容能機能を調べるものです。
どんなことをするのですか? 循環器の医師が検査に立ち会います。
服装は上半身、靴下を脱いでいただきます。こちらで用意した服装に着替えてもらってもかまいません。
ベルトコンベアの上を歩いて(足がついていかない場合は走ってもかまいません) 心電図、血圧を同時に測定します。
1. 肩、胸に心電図の電極を貼ります。
2. 安静時の心電図、血圧測定を行ったあとにベルトコンベアに移動してもらいます。
3. 一定ごとにベルトの速度と傾斜を上げて、運動量を増やして心電図変化を見ていきます。
4. 運動を終了して症状、不整脈、血圧の回復状態を観察いたします。
検査の所要時間は? 運動の出来具合にもよりますが15〜30分くらいです。
どのような注意が必要ですか? 運動の終了の合図は心電図変化、血圧の異常値、運動到達目標、自覚症状などを元に医師が判断いたしますが、あまり無理してがんばる必要はありません。
胸が痛い、足がついていかない、息が切れてしんどいような自覚症状がある場合には遠慮なく、おっしゃってください。
検査前にも体調が悪い、足の痛みなどありましたらお伝えください。
24時間ホルター心電図
なにを調べる検査ですか? 24時間の心電図を記録して不整脈、薬の効果、自覚症状などを調べる検査です。
どんなことをするのですか? 上半身を脱いでいただいて心電図記録用シールを胸に4個貼り付けます。
小さな携帯用心電計をおなかに貼り付けます。
行動や自覚症状などを記録する日記帳の記載方法を説明します。
翌日、装着した時刻を過ぎたくらいに機械をはずしに来ていただきます。
検査の所要時間は? 機械の装着と説明で10分くらいです。
どのような注意が必要ですか? 機械の装着中は運動や食事の制限はありませんが、お風呂やシャワーの使用はできません。
(電極が付いているところ以外であればタオル等で拭いていただいてもかまいません。)
電気あんか、電気毛布、ホットカーペットは使用しないで下さい。
機械をものなどにぶつけないようにしてください。
脈波伝播速度/足関節上腕血圧比
なにを調べる検査ですか? 脈波伝播速度は血管の太さと脈波伝播時間より計算で求める動脈の硬さの程度を評価する為の指標です。
脈波伝播速度が速いほど動脈壁が硬化している可能性が高くなります。脈波伝播速度は年齢とともに上昇しますので、対照群の年齢相当グラフと比較評価します。また、動脈により硬化の程度に差がありますので両下肢とも検査し各々を評価します。

足関節上腕血圧比は上腕部と足関節部血圧比(足関節部血圧÷上腕部血圧)を求める検査です。
ある程度太い血管内腔の閉塞や強い狭窄があると、それより末梢の血圧は低下します。また、本来上腕血圧も足関節部血圧も左右ほぼ同じですが、測定部位より心臓側の血管に狭窄が存在すると血圧値にも左右差がでます。
どんなことをするのですか? 腕は肩から肘まで露出(薄着なら着たままでもよいです)、足は足首が出るように露出していただきます。
ベッドの上に休んでいただき上腕、足首に血圧計を巻きます、手首に心電図を付け左胸あたりに心音計を置きます。血圧測定時の安静にしていただきます。
自動血圧測定と同じように加圧し徐々に減圧いたします。これを2回繰り返します。
検査の所要時間は? 着替えを含め5〜10分です。
脳波検査
なにを調べる検査ですか? 脳が働いている時の電気活動をとらえたものが脳波です。
てんかん、脳炎、その他器質性脳疾患等の診断などのために行います。
どんなことをするのですか? 頭にたくさんの電極をつけて脳の電気活動を電極からキャッチします。

1.頭部と、両耳に電極をつけます。手首には心電計をつけます。
 その際に、脳波をきれいに取れるように装着部分の皮膚の脂や汗を落とすために強くこすります。
2.ベッドにねていただき安静に閉眼してもらいます。
3.開閉眼
 技師が目を開けてくださいと声をかけたら目を開けてください。
4.過呼吸賦活法
 同じく安静状態で、目を閉じたまま声にあわせて深呼吸をしていただきます。
5.光刺激賦活法
 ストロボスコープの閃光を閉じた眼前30cmのところから点滅させます。
検査の所要時間は? 通常の脳波検査は30分ほどです、準備を含めると45分ほどです。
どのような注意が必要ですか? トイレはすまして来てください。
前日は洗髪して、当日はなるべく整髪料など使用しないで下さい。
前日は就寝時間を遅らせて、寝不足気味で来てください。
末梢神経伝導速度(MCV・SCV)
なにを調べる検査ですか? 運動障害(動き難しさ、脱力、痩せなど)、知覚障害(感覚の鈍さ、しびれ、痛みなど)の原因やその障害部位や障害程度などを調べるための検査です。
どんなことをするのですか? 神経を電気刺激して伝わる速さを測定します。ピリピリ感、痛み、違和感を憶えるかもしれませんが、体に害はないので心配はありません。
上肢の場合は肘が出るように、下肢の場合は膝がでるようにしていただきます。
検査の所要時間は? 15分〜1時間(検査の内容によります)
聴覚脳幹誘発反応(ABR)検査
なにを調べる検査ですか? 聴神経を興奮させることによって得られる脳幹部での反応を記録する検査です。
具体的には音刺激を聞いてその刺激が耳だけではなく、その先の聴神経や脳でうまく伝わっているか調べる検査です。
どんなことをするのですか? 頭皮上に電極を装着後ベッドに仰向けになります。ヘッドホンを装着し「カチカチ」という音を聞いていていただきます。右耳、左耳別々に刺激し測定します。聴力検査と違い、ボタン押しなどの応答の必要はありません。寝ていてもかまいません。
検査の所要時間は? 30分くらいです。
どのような注意が必要ですか? トイレは済ましておいてください。
眠くなったらそのままお休みください。眠っていただいた方が、全身の力が抜けて、スムーズに記録できます。寝られなくても力を抜いて下さい。
筋電図検査
なにを調べる検査ですか? 筋肉の運動障害、痩せ、脱力、痛みなどの原因や、その障害部位や障害程度などを調べるための検査です。
どんなことをするのですか? 医師が筋肉に針を刺して行いますので、痛みを伴う検査です。
検査する筋肉にもよりますが、上肢は半袖に、下肢は大腿が出るようにしていただきます。
検査する筋肉にある程度力をいれていただきます。力を入れた時の記録の後に、安静時の記録を行います。この時は力を抜き楽にして下さい。
検査の所要時間は? 20〜40分程度(検査の内容によります)
どのような注意が必要ですか? 検査後、重だるい痛みが多少残ることがありますが2.3日でとれるので心配ありません。
出血はしませんが一応絆創膏をはりますのでしばらくしたらはがして下さい。また入浴も全く問題ありません。
睡眠ポリグラフ簡易検査
なにを調べる検査ですか? 主に夜間のいびきや無呼吸を主訴とする、睡眠時無呼吸症候群の診断と治療方針の決定、治療効果の確認をする検査です。
どんなことをするのですか? 検査機器を自宅に持って帰ってもらい就寝前に呼吸状態、いびきの状態、身体の酸素の状態、身体の向きを測定する機械を着けてもらいます。
検査の際、多くのセンサー類が装着されるため若干窮屈ですが、痛みや危険性は全くありませんのでリラックスして検査を受けて下さい。
検査の所要時間は? 就寝前〜起床までです。
どのような注意が必要ですか? 夜の検査時に眠れないといけないので昼寝はしないで下さい。
機械の装着を確実にお願いします。