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チーム医療

糖尿病療養チーム

近年、糖尿病患者が増えてきています。厚生労働省の「2011年国民健康・栄養調査報告」で、国民の4人に1人以上が糖尿病かその予備群であることが明らかになりました。
糖尿病に罹患すると平均寿命が性別を問わず約10歳短くなることが知られていますが、これは脳梗塞、心筋梗塞といった動脈硬化性疾患が増えることに加え、血糖上昇に起因する感染症、高インスリン血症による癌の増加などが影響しているとされています。
また、骨折や認知症といった寝たきり原因につながる疾患にも糖尿病が関係していることが知られてきました。
糖尿病は食事を含めた生活習慣の改善が治療の中心となります。どうすれば良好な血糖コントロールを継続できるか、私達と一緒に考え、取り組んでいきましょう。

活動内容

当院では、毎月糖尿病教室を開催しています。また、糖尿病患者友の会「三ツ矢会」を結成し、糖尿病治療について学びながら、患者さん相互の交流をはかっています。

1.糖尿病教室では
糖尿病教室は下記の通り、毎月第2月曜日〜その次の週の水曜日まで、計8コマ開催しています。
教室の内容は糖尿病内科医師による糖尿病に関する講義、皮膚科、眼科医師による合併症について、実際の写真を使用した講義を実施しています。薬剤師は糖尿病治療薬について、検査技師は糖尿病に関する検査についての講義を行っています。
理学療法士による講義では、椅子を使用して運動をその場で参加者と行い、一時の楽しい時間が過ぎています。歯科では実際、歯のモデルを使用し、歯磨き方法を教えてくれます。
看護師は日常生活のこと、足についての講義を行い、足については実際保湿剤を使用し、参加者と一緒に足の観察を行っています。

管理栄養士は糖尿病内科医師と一緒に食事をしながら糖尿病について
勉強する糖尿病食事会を教室開催期間中の水曜日に行っています。詳しくはこちら

教室の参加料は無料ですので、院外からも自由に参加いただけます。

日時 講師 講義内容
第2週 月曜日 15:00〜16:00 皮膚科医師 糖尿病と皮膚科疾患
火曜日 15:00〜16:00 理学療法士 糖尿病と運動療法
水曜日 15:00〜16:00 糖尿病内科医師 糖尿病とは
木曜日 15:00〜16:00 臨床検査技師 糖尿病の検査について
金曜日 15:00〜15:30 歯科衛生士 糖尿病とオーラルケア
金曜日 15:30〜16:00 看護師 糖尿病の生活指導
第3週 月曜日 15:00〜16:00 薬剤師 糖尿病の薬物療法
火曜日 14:00〜15:00 眼科医師 糖尿病と眼疾患
水曜日 15:00〜16:00 糖尿病内科医師 糖尿病と動脈硬化・心臓病と脳のこと

※講座内容については、随時変更することがあります。
※場所はいずれも外来B棟2階・大会議室です。
※お問い合わせなどありましたら、マツダ病院 内科外来(電話082-565-5024)へ ご連絡ください。

2.糖尿病患者友の会 「三ツ矢会」
糖尿病の勉強と、患者さん同志の親睦をはかることを目的として「糖尿病患者友の会 三ツ矢会」を結成しています。
「三ツ矢会」の名前は、広島の戦国大名、毛利元就の「三矢の教え」から採りました。
糖尿病を治療していくには「患者さん」ばかりでなく「そのご家族」「医療スタッフ」が力を合わせていくことが大切で、そうして初めて良好なコントロールを継続していくことが出来るという思いからです。
もう一つ、「薬物療法」「食事療法」「運動療法」のコンビネーションが大切であるという思いも込めています。

〜 主な行事 〜
春には、糖尿病治療スタッフ(医師・看護師・薬剤師・検査技師・管理栄養士など)による講演会と食事会、秋には糖尿病協会主催の「歩いて学ぶウォークラリー」、2月頃にはホテルでリッチに外食の勉強会などの行事を行っています。
また、年2回 三ツ矢会新聞も発行しています。

春の講演会と食事会


医師による講演会

食事会の松花堂弁当

秋の「歩いて学ぶウォークラリー」


広島城の周りをクイズをしながらウォークラリー

お弁当

2月の外食の勉強会


ホテルでリッチに
外食の勉強

ホテルの低カロリーメニュー(一部です)

年2回発行の三ツ矢会新聞


※三ツ矢会への申し込み方法・会費など詳細については、内科外来(電話082-565-5024)へお問い合わせください。

メンバー

スタッフは糖尿病専門医、管理栄養士、看護師、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士らがチームを結成し糖尿病治療のお手伝いをしています。この中には糖尿病看護認定看護師1名、日本糖尿病療養指導士 (CDEJ)15名、広島県糖尿病療養指導士 (Hiroshima CDE)8名が在籍し、クオリティの高い糖尿病療養を提案できるようになっています。

糖尿病友の会「三ツ矢会」新聞

糖尿病教室八十八カ所巡りチェックシート

毎日の運動療法にウォーキングを取り入れている人も多いと思います。少し歩いただけでは体重の減少にまではつながりませんが、インスリン抵抗性の改善や骨粗鬆症の予防にも役立ちます。主治医から運動を制限されていない人は、最初は少しずつでもよいですがゆくゆくは10000歩/日、可能なら15000歩/日歩きたいものです。1000歩は10分、500mほどの歩行に相当します。
毎日の継続が大切で、1週間中断するとインスリン抵抗性は元の木阿弥になってしまうと言われています。ただ、万歩計をつけ歩くだけでは退屈と思われているそこのあなた!ここからダウンロードできる八十八カ所巡りチェックシートを塗りつぶしながら、弘法大師様とともにお遍路の旅に出てみてはいかがでしょう。「同行二人」と言って、あなたの糖尿病運動療法の成功をお大師様もきっと後ろから応援してくれると思いますよ。何?もう終わったって!では、八十八番札所からまわる「逆打ち」にチャレンジしては?順打ちより功徳が大きいと言われます。道のどこかできっとお大師様とすれ違うことでしょう!