がん診療について

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がん治療について

早期食道がん、早期胃がん、早期大腸がんに対する内視鏡治療

がん診療に熟練した医師が対応しています。受診の際には、紹介状と検査結果(病理標本、レントゲンフィルム)などの資料がございましたら持参下さい。

がんの診断

がんの診断は、病変を発見すること、がんの状態(進行度)を評価することにわかれます。

消化器(食道・胃・大腸)のがん

消化管に発生するがんの診断は内視鏡検査が中心になります。
食道から胃・十二指腸までは、上部消化管内視鏡検査で一括して観察します。
大腸は、腸管洗浄液で腸管内をきれいにした後で、肛門から内視鏡を挿入し観察します。
通常内視鏡、NBI(Narrow band imaging)内視鏡など、最新の技術による観察により、初期の病変の診断が可能になっています。

内視鏡治療が可能な早期の食道がんを発見するために、ヨード染色やNBIシステムを用いて内視鏡検査を行っています。

病変が見つかった後は、がんの状態(進行度)を評価した後で治療方針を決定します。特に内視鏡切除の治療前には正確ながんの深達度診断(がんがどれくらい深く進展しているか)が必要です。

がんの治療

1. 内視鏡治療  2. 外科手術療法 3. 放射線療法 4. 化学療法

このうち当科では内視鏡治療を行っております。がんが表面にとどまり、リンパ節転移がない病変では内視鏡的に切除することが可能です。基本的に表面の粘膜にとどまる病変が対象です。切除後には病理の専門医が病変を評価し、追加治療の必要性について検討します。

A) 早期食道がん
食道がんに対しては内視鏡的粘膜切除術(EMR)を行っております。

B) 早期胃がん
主に胃がんの内視鏡的粘膜切除術(EMR)と内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を年間30〜40例行っています。


表面隆起型の早期胃癌のESD治療例

食道がん、胃がんには約1週間の入院治療が必要です。
退院後は治療した部分の潰瘍が完全に治癒するまで約2ヶ月程かかります。
次回受診までは次のことに注意してください。
@処方された薬は忘れずに内服してください。
A適度な運動(散歩など)は可能ですが、重いものを持ったり、激しい運動はしないでください。
B酒、タバコ、香辛料などはやめておきましょう。
C出張、旅行などの遠出は控えてください。

C) 早期大腸がん
大腸の腫瘍性病変(いわゆる大腸ポリープや大腸がんなど)に対して、ポリペクトミーや粘膜切除術(EMR)を年間300〜350例(がん、腺腫含む)行っています。
やはり、治療後一週間は出血の危険性があります。


表面隆起型の早期大腸がんのEMR治療例

@適度な運動(散歩など)は可能ですが、重いものを持ったり、激しい運動はしないでください。
A酒、タバコ、香辛料などはやめておきましょう。
B出張、旅行などの遠出は控えてください。
食道、胃、大腸がんの治療はいずれも診療ガイドラインを参考にしながら外科医, 病理診断医と相談しながら,患者さんの全身状態や年齢など背景と,本人の御意向とを総合して判断し治療方針を決めています。